会長挨拶(2015-16年度)

高槻ロータリークラブ会長    朝倉 通憲

このたび、歴史と伝統ある高槻ロータリークラブの第62代の会長を務めることになりました朝倉通憲です。私は昭和17年生まれ、ロータリー歴通算12年で、まだまだ未熟者でありますが、皆様の御指導・御協力を賜り、誠実にその務めを果たしたいと思っております。

今年度RI会長K.R.ラビンドランさんは、

「世界へのプレゼントになろう(Be a gift to the world)」

をテーマに掲げられました。

ラビンドラン会長は、私たちの人生の価値はどれほど得たかでなくどれほど与えたかによって判断される。天から授かった才能とか我々の人生を、ロータリーを通じて世界にプレゼントしよう。ロータリーは大きな変化の時期、真の変化を成し遂げるときを迎えていると言われ、そして重点項目として、①ポリオ撲滅、②会員増強、③ブランディングの取り組み、④ロータリー財団を、あげられました。

第2660地区ガバナー立野純三さんは、地区方針として

「変革を!ロータリーを通じて奉仕(プレゼント)を!」

をテーマに掲げられました。

立野ガバナーは、国際ロータリーは大きく変化しようとしている。私たちはその変化に対応していかなければならない。会員基盤が減少し年々弱体化しているとして戦略計画委員会を立ち上げ各クラブの中長期計画を練って魅力的な活気あふれるクラブに変化しようと言われ、各クラブへの各種奉仕支援の具体的事項として、①ポリオの撲滅、②会員増強、③ロータリー財団、④戦略計画委員会立ち上げ、⑤地区改革、⑥人材育成、⑦ITの活用を、あげられました。


高槻ロータリークラブ基本方針

このような情勢を受けて、高槻ロータリークラブの本年度のテーマを、「ロータリーを学び 変わろう。ロータリーの輝く未来のために」とさせていただきました。学ぶ心を忘れてはなりません。すべての人から学ぶものがあり、すべてがいい経験になり、そして自身も変り成長します。

ロータリーを輝かせるためには私たちメンバーがロータリアンであることに誇りを持ち高いレベルでの倫理観、品格、高潔性、リーダーシップを持ちそなえることが肝要です。

ロータリーの基本は奉仕の理念を実践し、友情を深め親睦を図ることであります。基本に忠実に考え行動して、活気のある効果的なクラブ、ロータリーに入ってよかったと思えるような魅力あるクラブづくりを目指します。

基本的には、ロータリークラブの5年後10年後の将来を見据えた、ロータリーの中核的価値観からえらばれたロータリーの中核をなすものとして奉仕、親睦、多様性、高潔性そしてリーダーシップがあります。これを柱として次の3つの優先項目を推進したいと考えます。

まず一つ目は、クラブ組織の強化であります。

二つ目は、地域に根ざした奉仕の理念を奨励し実践することであります。

三つ目は、公共イメージと認知度の向上であります。


 

具体的活動方針

ロータリーの価値観(親睦、倫理と高潔性、多様性、リーダーシップと職業の知識とスキルを生かした奉仕)を指針として、品格と行動力ある元気かつ効果的なクラブづくりを目指します。具体的にはまず、クラブ組織の強化策としては

①会員基盤の維持・拡大(純増2名以上)

②例会プログラムの更なる充実、工夫

③出席率の向上(出席しなければならない例会から出席したい、待ちどおしい例会に)

④奉仕を通じての親睦 クラブの発展はまずなによりも会員の相互理解と和が前提

⑤クラブの活性化を阻害する要因を排し、ロータリーをさらに理解するため研修・活動の充実とクラブリーダーの育成

⑥地区大会・地区研修への参加、他クラブへのメークアップ等積極的参加

であります。

次に地域に根ざした奉仕の理念を奨励し実践することについては

①地域への奉仕活動への参加を奨励

委員会事業の継続性の確保と新しいテーマへの取り組み、例えば社会奉仕部門の「いのちきらきらプロジェクト」の復活。職業奉仕部門の「出前授業や職場体験学習」の推進

②60周年記念継続事業として新世代育成のための「高槻ロータリー未来塾」活動の推進。2年目は高校野球支援事業で、地域の高校9校により11月22日(日)及び23日(月・祝)に計画準備中の野球教室、ロータリーカップ交流試合及び講演会を実施予定であり、同事業を高槻ロータリークラブデーとしたい

③青少年奉仕委員会活動に関連して、奉仕と国際理解に貢献する青少年育成事業としてインターアクトクラブ提唱の取組

④国際奉仕活動に関して姉妹クラブのマレーシア ブキビンタンロータリークラブが活動している事業及び関心を示している事業を通じて共同事業の可能性を検討する

公共イメージと認知度の向上については

①IT、ホームページの充実 情報伝達によるクラブ活性化及び対 外的な広報活動による公共イメージと認知度の向上

②資金及びプログラムへの参加を通じてロータリー財団を支援、寄付目標達成

③ポリオ撲滅への参加

であります。


最後に

わが高槻ロータリークラブは、61年余の伝統があり先輩諸氏が築いてくれた石垣と城があります。この石垣と城をさらに強固なものと して後輩諸氏に引き継いでいかなければならないと考えています。

そしてこの伝統を継承しつつ、自身が変化することでさらに高槻ロータリークラブの未来のために、素晴らしいクラブを目指したいと思います。

友情は、ロータリーを築く岩のように堅固な土台であり、寛容の精神は、ロータリーを結びつけるものです。もしこの寛容の精神がなければ、ロータリークラブはこなごなになってしまうでしょう(ポール・ハリス語録より)。

皆様の御支援、御協力をお願いいたします。

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