会長挨拶(2024-25年度)

会長 内本  繁

 

昨年度、高槻ロータリークラブは創立70周年という大きな節目の年を迎えました。そして、次なる新たなスタートとなる年の会長を拝命し、身の引き締まる思いであります。歴代の会長、役員、会員が築き上げてこられた、歴史と伝統を継承し、クラブ運営にあたってまいりたいと思っております。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

今年度の国際ロータリー会長 ステファニーA.アーチック会長のテーマは「THE MAGIC OF ROTARY ロータリーのマジック」です。これは魔法の杖を振って呪文を唱えることで会員増強やポリオ根絶、世界平和をもたらすのではなく、プロジェクトを終えるたび、寄付するたび、新入会員を迎えるたび、これらは会員の行動によって様々なマジックが生み出されるとされています。

また、地区では地区ビジョンとともに3ヶ年目標である

  1. より大きなインパクトをもたらす
  2. 参加者の基盤を広げる
  3. 参加者の積極的なかかわりを促す
  4. 適応力を高める 

が掲げられています。

そして、この目標をもとに大橋ガバナーは具体的な年次目標を計画されています。

 

当クラブもRI並びに地区の方針に則り、奉仕活動を通して会員相互の親睦を図り世の中に良い影響を与えることができるクラブ運営を目指していきたいと思っております。決して大きなことをしてインパクトをもたらすというものではなく、地域のニーズに応じた奉仕活動ができればと思っております。そのためには、地域の課題は何であるか、各委員会の活動や日常のクラブ活動からそれらを見つけだし、その中で出来ることから実施していければと考えています。また、今後のクラブの奉仕活動の参考になれれば良いかとも思っております。

 

ロータリークラブは1905年に設立され、高槻ロータリークラブは1954年に設立されました。その間、時代は大きく変化しています。その中にあってDEI(多様性、公平さ、インクルージョン)が求められています。しかしながら、ロータリーの中核的価値観である奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップが変わるものではないといわれています。

諸先輩方によって培われてきた歴史と伝統を継承しつつ、時代に即した変革もまた求められています。

 

クラブは会員一人ひとりによって作り上げられ、成り立っているものと思います。各会員がクラブ事業に参加し、ロータリーを学び、親睦を深めることが必要であると思います。これによって、奉仕活動への思いが高まり積極的な活動が展開でき、活性化につながるものと思います。

会員各位が例会と奉仕活動、親睦活動に参加し、居心地の良い場所となるようなクラブ環境となるようにご協力をお願いします。

 

今年度は「ロータリーに学び、ロータリーを楽しもう」とします。

ロータリーでは会員や奉仕活動、新しい出会いなど学ぶ機会がたくさんあります。この学びを通じて成長する喜び、積極的に取り組むことにより得られる充実感や楽しさを得ることができます。また、楽しいクラブであることがより積極的な奉仕活動につながっていくことになるからです。このようなことが実感できるようなクラブ運営を目指したいという思いからです。

 

今年度、地区補助金事業として「子どもの居場所づくりプロジェクト(孤立・いじめ・不登校ゼロ)こどもの未来創造PT」を実施する予定になっています。これは社会的な問題となっている子供のいじめや不登校に地域や小・中学校、社会福祉法人、平安女学院大学が連携して取組む事業にクラブとして支援していくものです。本事業にも会員各位のご協力をお願いいたします。

 

来年4月には大阪・関西万博が開催されます。これを受けて地区では様々な行事が企画されておりますが、当クラブにおきましても拡大例会をはじめ積極的に推進してまいりたいと思っております。

 

会員の皆様方とともに楽しくて有意義なロータリー活動になるように努めてまいりたく存じますので、この一年間ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

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