会長挨拶(2022-23年度)
高槻RC会長を拝命いたしました石田佳弘でございます。
これから1年間よろしくお願い致します。
そして今日の日の為にわざわざ駆けつけて頂きました高槻東ロータリークラブの浜田会長、井上幹事、高槻西ロータリークラブの片山副会長、岩谷幹事、誠にありがとうございます。
私は今年度、地区大会の成功とクラブでの会員増強、それと親睦に力を注いでまいります。
と言いますのは現況コロナ禍では人数が減るばかりでこれ以上減ってしまえば運営そのものを考えなくてはいけません。
何より本日、ご入会いただいた、外窪様、井上様、来村様、守田様、高槻ロータリークラブへようこそお越しくださいました。
「四つのテスト」を大切にしているロータリー会員は、「みんなに公平」であることを心がけています。
インクルージョンの文化を培うことは、公平さを実践することでもあります。
「多様性、公平さ、インクルージョン」(Diversity、Equity、Inclusion=DEI)についての対話は、そのための第一歩となります。
DEIについては、会員からさまざまな意見や反応があるでしょう。
入会やリーダー職への就任において困難や妨げを経験したことのない人は、自分にとって問題のない現状について話し合うことに戸惑いを感じるかもしれません。
一方で、自分に対等な機会が与えられていないと感じている人にとっては、その思いを率直に伝えることで勇気と自信につながる可能性があります。
まずは、クラブでDEIに関するさまざまなトピックに触れながら、会員が学び成長し、インクルーシブなクラブづくりの重要性を理解できるようにしたいと思います。
全てのバリアーを取り除き、誰にでも等しい対応をすること。
活躍する場所にする事。
ロータリーの中核的価値観の1つは多様性であります。
特に女性に集点を当ててもらいたいと思います。
2022~2023年度のRI会長は女性で初のジェニファー・ジョーンズ氏、我が第2660地区 宮里ガバナーもはじめての女性です。
クラブの事業に積極的な参加こそが会員の維持にとって重要であり、会員がロータリーに何を期待するかを尋ねた上で、果たしがいのある責任を会員に与えることが必要だとRI会長のジョーンズ氏は述べます。
「ロータリーでの参加型の奉仕、人間的成長、リーダーシップ開発、生涯にわたる友情こそが、目的意識と熱意を生み出します」
「ロータリーは、つながりを生かして協力関係を深め、新たなパートナーシップを構築していく必要がある」とジョーンズ氏。
「ロータリーでは、それをあらゆるレベルで行うことができます」
「すべての会員は、尊重をもって扱われ、友情と奉仕の平等な機会、そして、発言する平等な機会を持つ権利があります。」
「ロータリーでの私たちの中心的な役割は、各会員の参加を促すための適切な”部品”を見つけること」とジョーンズ氏。
詰まるところ、大切なのは会員にとっての心地よさと配慮です。
「地元の人はみんな同じ文化と価値観をもっている」
「日本は単一民族国家である」
という誤解により、「言わなくても常識でわかる」、「皆が自分と同じように考えている」という思い込みが生まれます。
しかし、外見からはわからなくても、人はそれぞれ違うアイデンティティ、信条、文化、考え方をもち、異なる問題を抱えています。
〇真実かどうか
自分自身また互いに誠実であることによって、信頼、尊重、友情が生まれます。
〇みんなに公平か
異なる考え方に配慮し、「ほかの人にどのような影響をもたらすか」と考えます。
〇好意と友情を深めるか
ロータリーでは友情が重視され、力を合わせて活動するときに大きな力を発揮します。
〇みんなのためになるかどうか
影響を受ける人たちについて考え、不意に悪影響を与えることにならないか検討します。
私たちには皆、夢があります。しかし、そのために行動するかどうかを決めるのは私たちです。
リソースと才能を寄せ合い、熱意をもって一緒に取り組むことで、一人でできることよりもはるかに大きなことを成し遂げることができます。
私たちはロータリーでつながります。
ロータリークラブでは、さまざまな文化的背景をもつ人びとが集まってアイデアを交換し、友情を培い、それぞれの職業的スキルや知識を生かして変化をもたらす活動を行っています。
ロータリーで自らも成長できます。
ロータリーでは、さまざまな職業の人との交流と意見交換を通じて視野を広げることができます。
またクラブの例会やプロジェクト、募金活動や交流行事など、人として、また地域社会やグローバル社会のリーダーとして、自分の見識とスキルを向上させる多くの機会が得られます。
そしてロータリアンは日々、熱意、高潔性、知性を発揮して、末永い変化をもたらす人道的プロジェクトに取り組んでいます。
地域社会が直面する課題に持続可能な解決策をもたらすために、粘り強く活動していきたいと思っております。
私たちロータリアンは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。
全会員が共通の理解をもち、扱いにくい話題もオープンに話し合える環境を整えることが大切です。
会員が自分の体験について率直に話し、尊重の念をもってほかの会員の話に耳を傾けることが、インクルーシブな文化を築くという目標に欠かせません。
昨日のことをイマジン(想像)する人はいません。それは未来を描くことです。
歴史と伝統のある高槻RC。
2660地区では4番目のクラブです。
西日本でも26番目の認証されたクラブです。
その高槻RC、来年度は70周年に当たります。
そのプレになる69周年、1年間しっかりと運営して周年の時の河合エレクトに引き渡していく所存でございます。
また全世界が取り決めたSDGsの17の目標と照らせ合わせて事業の組み立てをしていきたいと思っております。
一つの小さな行為が大きな変化をもたらすことがあります。
ロータリアンは行動する人たちです。
その行動が大きな変化をもたらします。
最後になりましたが、この68年間で高槻ロータリークラブからガバナー補佐が2名輩出されました。岩井氏、そして松尾パストガバナー補佐。
そして本年度3人目のガバナー補佐が誕生しました。
伊藤会員です。伊藤会員がガバナー補佐を今年度お務めいただく事は、高槻ロータリークラブにとって大変名誉なことだと思います。伊藤会員に改めて大きな拍手をお願いします。
私たち高槻ロータリークラブ全員で伊藤会員を支えなくてはなりません。
またガバナー補佐のお力を借りながら、地区大会実行委員長の浜田会員をはじめとする委員会の皆さん、地区幹事団の皆様とともに、メンバー全員で地区大会の成功を目指したいと思います。
理事・役員の皆様に支えられて2022-2023年度を1年間運営していきたと思っております。
選挙の為、この会場を急遽用意して頂きましたホテルアベストグランデさんに感謝いたします。
何かとご負担をおかけするかと存じますが、何卒皆さまのご協力、ご指導・ご鞭撻・宜しくお願い致します。