会長挨拶(2016-17年度)

藤井会長83_large高槻ロータリークラブ会長  藤井 敏雄

本年、63代目となる会長職を務めることになりました。この数字を見るにつけ、多くの先輩が情熱を注いで築き上げてこられた高槻ロータリークラブの歴史の重みを感じ身の引き締まる思いです。
さて、本年度のRI会長ジョン・ジャーム氏のテーマは、“Rotry Serving Humanity”「人類に奉仕するロータリー」です。今、世界は、いろいろな意味で
歴史的な節目を迎えています。ロータリーも同じです。ロータリー財団は、100周年を迎えます。ポリオの撲滅もあと少しです。
この様な時、あらためてロータリーの礎であり存在理由となってきた人類への奉仕を積極的に実践していこうということです。ポールハリスは「個人の努力は個々のニーズに向けることができる。しかし、大勢の努力の結集は人類奉仕に捧げなければならず、結集された努力に限界はない。」と綴っています。人類が平和で幸福な生活を営める世界を目指して努力を怠ってはならないとのメッセージです。
そして、2660地区の松本進也ガバナーは、そのテーマを“The ideal of service”「ロータリーの根幹精神」とされました。人は、「個人と幸せな人生を求めて行動するのは当然ですが、同時に人は、周囲の人々や社会の恩恵なくしては生きていけません。我々は社会から還元していく社会的責務があります。」
何故、私たちには奉仕することが重要なのか深く考え実践してほしいということです。
そのうえで、次の具体的な目標を定められました。
1、The Ideal of Service の基本理念の周知と実践
2、ガバナー月信のペーパーレス化によるITの促進
3、ロータリー財団100周年、ポリオの撲滅
4、戦略計画
5、IM再編成
次に我々高槻ロータリークラブの基本方針を述べていきたいと思います。
ここ数年、我々、高槻ロータリークラブの活動は充実してきたと実感しています。60周年記念を始めとして、その記念事業である「青少年リーダーシップの育成」「中長期ビジョンの作成」「いのちキラキラ事業の定着化」「インターアクトの設立」そして、他クラブが会員減少に苦しむ中、50名の会員を常に維持しており、こうした努力は、将来、当クラブを大きく飛躍させる時が来ると思います。しかし、そのためには、いろんな課題を克服していかねばなりません。
私は、この機に会長の任を得まして、まずは、この1年を「将来の飛躍のための基礎づくりの年」にしたいと思います。具体的に取組む課題は次の4つです。
(1)中長期ビジョンに沿った事業運営を行う
(2)長期財務戦略を検討し、提案する
(3)会員数60名を目標として増強に継続的に取り組む
(4)ITをクラブ運営に取り入れる
次に、事業(プロジェクト)への取り組みですが、既存の事業の継続的推進に加え、次の2つを重点的に推進していきます。
(1)国際プロジェクトの実現
現在進めていますブキビンタンRCとの「デング熱撲滅キャンペーン」を成功させ、将来の国際プロジェクトのモデルケースにしたいと考えます。
(2)職業奉仕のあり方について
今まで、工場見学、出前授業、従業員表彰を中心に行ってまいりました。私は他の奉仕クラブと違って、職業奉仕をベースとしたロータリークラブの特徴を生かすべき活動はないのかと考えてまいりました。議論の輪を広げ、新しい取組みを指向していきます。

これらを実践していくうえで会員の皆さんの積極的な参加と協力をいただくことが重要であります。前回の規定審議会において、定款の改訂にクラブ行事の参加義務が盛り込まれています。さらに、ご家庭の皆様にも行事への参加を呼びかけていきたいと思います。必ずや、参加いただいた喜びが得られると思います。そんな喜びの輪を、ご家族に、そして地域社会に広げ、分かち合っていきたいと考えます。

「分かちあおう、参加する喜びを!!」

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